高速道路で突然の走行不能!営業車登録時の自賠責にご注意を
営業用車両ご使用のお客様(以下、Tさま)よりご連絡をいただきました。
高速道路を走行中に「バン!」という音とともに走行不能になってしまったとのこと。
レッカー車をご自身で手配され市内の電装修理工場へ車両を搬送されていました。原因については引き続き確認中ですが、事故によるものではなく、故障による停止だったようです。
故障車の搬送費用は保険のレッカー搬送特約が適用できることをお調べし、弊社のTネット経由で報告処理を完了いたしました。
「営業車登録時の自賠責、これで良かった?」というご質問
この件とは別に、Tさまより自賠責保険に関するご相談もいただきました。
「営業用に登録変更をした際、すでに中古販売業者から車検付きで購入していた車両に、自賠責保険が一般用のまま残っていた」
というもので、車検時に発覚したそうです。
これは見逃しがちですが、とても大切なポイントです。
整備振興会の指導課に確認したところ、
登録変更時に自賠責の“期間”は確認するが、保険の“種別”までは見ていない。
という回答でした。
つまり、営業用の車として使用するには、自賠責保険も営業用に切り替えておく必要があるということです。
また、自動車保険(任意保険)は「自賠責保険がきちんと掛かっている前提」で設計されています。
万が一事故が起きた場合、まずは自賠責から対人補償が支払われ、不足分を任意保険でカバーする構造です。
今後の注意点とアドバイス
・一般から営業用車両に変更登録の際は必ず営業用の自賠責に加入し直すこと
・中古車で車検付きの車両の場合、元の自賠責は解約手続きも可能なこと
この2点は特に注意しておきたいですね。
分かりにくい点や手続きに不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
お客様に心地よくを心がけています損害保険募集人 経理総務部長 山本生美