雨の日の事故を未然に。点検で見つけたタイヤの摩耗

「クラッチの感覚が気になるんです」

「クラッチの感覚が気になるんです」「バッテリーももう古いかも」
そんなお声とともに、定期点検でお越しくださったのは農業関係のお仕事をされている S様。お乗りのお車はダイハツ・ハイゼットです。

今回は18ヶ月点検ということで、ブレーキや足回り、エンジンルームを含めてしっかり診させていただきました。

タイヤ、想像以上にすり減っていました…

点検の中で一番気になったのが、タイヤの摩耗。
4本とも溝の深さが 約2mm まで減っており、これでは雨の日の路面でスリップ事故に繋がるリスクも…。

その場でS様に現状をご説明し、「せっかく点検で気づけたので、今のうちに交換しておきましょう」とご提案。
安全第一ということで、4本すべて新品タイヤに交換させていただきました。

クラッチとバッテリーも気になるところ

クラッチの踏み加減や繋がる位置に関しては、現時点では問題なし。
「まだ大丈夫ですが、車検前に交換しておくとより安心ですね」と、今後の見通しもお伝えしました。

バッテリーは4年半ほど使用されており「そろそろ寿命では…?」というタイミング。
ですが、テスター診断の結果は 良好判定。今回は交換を見送りという判断になりました。
必要なときに必要な整備を—、これが私たちの考え方です。

定期点検の習慣が身についてきたご様子です

実はS様、以前にお車(タント)をご納車してから、点検のご来店が定期的になってきたなと感じています。
こうしてメンテナンスの意識を高めていただけるのは、整備士として何より嬉しいこと。

「車が壊れる前に見てもらう」
その一歩が、お客様の安全を守ることにつながります。

「メンテナンスもしっかりした説明とキチンとした見積もりで対応させて頂きます」

傾聴を心がけています
1級小型自動車整備士 営業・フロント
山本宰生